伝記
ロビー・コルトレーンは、スコットランド出身の俳優、コメディアン、作家である。本名はアンソニー・ロビン・マクミラン(アンソニー・ロバートとも伝えられる)で、1950年3月に生まれた。生日は3月30日とも31日ともいわれる。2022年10月14日に亡くなった。『ハリー・ポッター』シリーズのルビウス・ハグリッド役と、テレビドラマ『クラッカー』の犯罪心理学者フィッツ役で広く知られる。身長は185cmであった。
生地はスコットランドのラザグレンで、母は教師でピアニスト、父は一般開業医で警察の法医も務めた医師であった。姉と妹がいる。ニュートン・ミアーンズのベルモント・ハウス・スクールで学んだのち、パースシャーの私立学校グレナルモンド・カレッジに寄宿した。そこでの生活を後に深く不幸だったと語っているが、ラグビーの第一軍に入り、討論部の部長を務め、美術では賞も得た。その後グラスゴー美術学校で絵画を学んだ。保守的な家庭への反発から、アムネスティ、グリーンピース、労働党、核軍縮運動に関わり、「赤いロビー」と呼ばれたという。私立学校の禁止を訴えたこともある。
二十代はじめに俳優の道へ進み、ジャズ・サックス奏者ジョン・コルトレーンにちなんだ芸名を名乗った。舞台とコメディの世界で働き、1978年にはエディンバラのトラヴァース劇場で、ジョン・バーンの『スラブ・ボーイズ』の初演に出演した。『コミック・ストリップ』や『アルフレスコ』といったコメディ番組に出演し、スタンダップ・コメディアンとしても活躍した。映画では『フラッシュ・ゴードン』『モナ・リザ』などに出た。テレビでは『ブラックアダー』で作家サミュエル・ジョンソンを演じ、1987年にはBBCの連続ドラマ『タッティ・フルッティ』に主演して、英国アカデミー賞テレビ主演男優賞に初めてノミネートされた。1989年にはケネス・ブラナー監督の『ヘンリー五世』でフォルスタッフを演じ、同年にはジェレミー・アイアンズと共演したテレビ映画『ダニー・ザ・チャンピオン』にも出た。
1993年から放送された『クラッカー』では、犯罪心理学者エドワード・フィッツジェラルド博士を演じ、1994年から3年連続で英国アカデミー賞テレビ主演男優賞を受けた。3年連続の受賞は、マイケル・ガンボンとコルトレーンの2人だけである。映画では『007』シリーズの『ゴールデンアイ』(1995年)と『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)でロシアのマフィア、ヴァレンティン・ズコフスキーを演じ、ボンドに足を撃たれる役として親しまれた。
2001年から2011年まで『ハリー・ポッター』の映画全8作でハグリッドを演じ、世界的な名声を得た。第1作『賢者の石』では英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、スコットランドの映画賞で最優秀男優賞も受けた。配役は原作者J・K・ローリングの要望ともいわれる。2016年には、落ちぶれた喜劇俳優を演じたドラマ『ナショナル・トレジャー』で高く評価された。演劇への貢献により、2006年の新年叙勲で女王エリザベス2世から大英帝国勲章(OBE)を受け、2011年にはスコットランド英国アカデミーから映画への傑出した貢献を称えられた。
私生活では1999年12月にローナと結婚して2人の子をもうけたが、2003年に別れ、のちに正式に離婚した。晩年は変形性関節症に苦しみ、2016年には「一日中絶え間ない痛み」があると語り、2019年からは車椅子を使っていた。2022年10月14日に死去した。死因は多岐にわたり、6つの疾患があったとされる。
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