伝記
イーニッド・ブライトンは、1897年8月11日にロンドンの現サザーク区にあるイースト・ダリッジで生まれたイギリスの女性児童文学作家である。日本ではエニッド・ブライトンと表記されることが多いが、発音に近い表記は「エイニッド」だとされる。生涯に約600冊の本を書き、そのうち400冊は世界各国で翻訳され、日本でも多くの作品が訳された。最も親しまれ、愛され続けている作家の一人とされる。
作品は多くのシリーズに分かれている。『五人と一ぴき』のシリーズは、日本では実業之日本社から1964年に『火をふく小屋』や『きえたシャムネコ』などが少年少女名作ミステリーとして出版され、2002年には『ミルトン屋敷の謎』などが『五人と一匹』として改めて刊行された。2003年からは『フェイマス・ファイブ』の題で、眞方陽子らの訳による新しい邦訳も実業之日本社から出ている。『五人と一ぴき』を原作にして、1969年から1971年まで、NHK総合テレビで、小中学生向けの推理ドラマ『五人と一ぴき』が放映された。幼い子供向けには、おもちゃの国を舞台にした物語『ゆかいなノディー』があり、日本では1976年から1977年に講談社から全12巻が出て、1995年には文溪堂から、2006年には主婦の友社からも、別の訳で刊行された。
学校を舞台にした作品群もあり、『おちゃめなふたご』のクレア学院の物語は、ポプラ社から1982年に刊行が始まり、1986年までに6冊が出たほか、テレビドラマを元にした本も1991年に出版された。『おてんばエリザベス』のシリーズもポプラ社文庫から出た。『マロリータワーズ学園』のシリーズは、寄宿学校に入ったダレルを主人公とし、この名は二人目の夫ケネス・ダレル・ウォーターズからとったものである。このほか、『冒険の島』などの「冒険」シリーズ、『シークレット・セブン』のシリーズ、『こちらおなじみ探険隊』、2015年に岩波書店から出た『ベッツィ・メイ』のシリーズなどがある。
ロンドンのハムステッドで、1968年11月28日に亡くなった。
同じ年に亡くなった人物
- George Constantine (1968年没)
- キース・ヴァン・ドンゲン (1968年没)
- ゴラムレザ・タクティー (1968年没)
- 今村均 (1968年没)
- レオ・ヒューバーマン (1968年没)
同じ地域に関係する人物
- マシュウ・ガーバー (1977年没)
- ラッセル・アバークロンビー (1938年没)
- ルイス・リカルド・ファレロ (1896年没)
- セリナ・ヘイスティングス (1791年没)
- エメリン・パンクハースト (1928年没)