伝記
ゲーリー・ウェイン・コールマンは、1968年2月8日にアメリカのイリノイ州ザイオンで生まれた俳優で、1970年代後半から80年代にかけての人気の子役である。フォークリフト運転手のW・G・コールマンと、看護師のエドモニア・スーの養子となった。先天性の腎臓の障害があり、のちに巣状糸球体硬化症を発症した。この病気と、治療に使うステロイドなどの薬のため、成長が妨げられて、身長は4フィート8インチ(約142センチ)で止まり、顔には大人になっても子どもらしさが残った。1973年と1984年の2度、腎臓の移植を受け、毎日人工透析も受けていた。
1974年に銀行のコマーシャルに出て、俳優としての経歴を始めた。同じ年、医療ドラマの1回にも出演した。1977年には、『リトル・ラスカルズ』の復活版のパイロット版に出たが、シリーズ化されなかった。この出演が製作者の目に留まり、1978年からテレビ放送された『アーノルド坊やは人気者』で、ニューヨークの裕福な白人の男やもめに養子として引き取られた、ハーレムの黒人兄弟の一人、アーノルド・ジャクソンを演じることになった。番組は大成功を収め、1978年から1986年まで8シーズン続いた。コールマンは最も人気のある登場人物となり、劇中での決めぜりふも人気を後押しした。最盛期には1話につき10万ドルの出演料を得て、テレビで最も高給の子役とされた。この役で、ヤング・アーティスト賞を受け、ピープルズ・チョイス賞の若手テレビ出演者部門にも4年続けて選ばれた。
しかし、両親や顧問、弁護士に支払い、税金を納めると、手元に残るのは総額の4分の1程度だったともいわれる。金銭をめぐるもつれから親子関係が泥沼化し、1989年に、信託基金を横領されたと実の両親と元マネージャーを提訴して、1993年2月23日に勝訴し、約128万ドルの賠償が認められた。それでも1999年には自己破産を申告し、その原因は信託財産の運用の誤りだったと主張した。のちの経歴は、本人役でテレビ番組や映画にゲスト出演するものが多かった。ゲーム『ポスタル2』にも出演している。
1998年には、ショッピングモールの警備員として働いていたとき、サインを求めた女性バス運転手と口論になり、その女性を数回殴った容疑で起訴された。彼は罪を認め、執行猶予付きの禁固90日と保護観察1年の有罪判決を受けた。2003年にはカリフォルニア州知事選挙に出馬して落選した。2007年にはユタ州で、シャノン・プライスと出会って、同年8月28日に結婚した。のちに夫婦喧嘩で警察沙汰になり、離婚訴訟が進んだ。2010年1月には体調の悪化でロサンゼルスの病院に緊急入院した。同年5月26日、ユタ州の自宅で転倒して頭を打ち、病院に入院し、5月28日に頭部の出血のため42歳で亡くなった。
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