伝記
ナヤ・リヴェラは、1987年1月12日にカリフォルニア州ヴァレンシアで生まれたアメリカ合衆国の女優、歌手である。テレビドラマ『グリー』のサンタナ・ロペス役で広く知られる。父ジョージはプエルト・リコ系、母ヨランドはアフリカ系アメリカ人とドイツ系の血を引き、のちにアフロ・ラティーノとして語られることも多かった。両親は1986年に結婚し、1996年に離婚している。彼女は三人きょうだいの長女で、弟は後にNFLでプレーしたミカル・リヴェラ、妹はモデルのニッカイラ・リヴェラである。祖母のクララ・ホワイトは公民権運動に加わった人物で、ワシントン大行進やセルマからモンゴメリーへの行進にも参加したという。
モデルを目指していた母の影響で、生後8、9か月ごろにはモデル事務所に所属し、子役としてテレビのコマーシャルやドラマに出演した。本格的なデビューは1991年、エディ・マーフィがプロデュースしたシットコム『ザ・ロイヤル・ファミリー』で、4歳のときにヒラリー・ウィンストン役を得て、ヤング・アーティスト賞に候補としてあげられた。その後もいくつかのドラマに端役で出たが、大きな役にはなかなか恵まれず、一時期はテレマーケティングの電話係やベビーシッター、衣料品店の店員として働いたこともある。幼いころからマイケル・ジャクソンの熱心なファンだった。高校はヴァレンシア高校に通い、2005年に卒業した。
転機は2009年、『グリー』のサンタナ・ロペス役に抜擢されたことだった。この役で批評家の称賛を受け、全米映画俳優組合賞やアルマ賞などを得たほか、出演者全員とともにグラミー賞とブリット・アワードの候補にもなった。ドラマには2015年まで出演している。親友役を演じたヘザー・モリスとは実生活でも親友だった。2011年5月にはコロムビア・レコードと契約し、2013年にはビッグ・ショーンをフィーチャーしたシングルを発表した。スタジオ・アルバムは出さなかったが、音楽でもアルマ賞を2度受けている。15歳のころから曲作りを始め、音楽をもっとも情熱を注げる趣味としていた。映画では2014年のホラー作品に出演し、2016年には自伝『ソーリー・ノット・ソーリー』を刊行した。性的少数者の権利、移民の権利、女性の権利などを支持し、芸能界の人種差別にも声をあげた。
私生活では、2014年7月に俳優のライアン・ドーシーと結婚し、2015年9月17日に男児を出産した。2018年6月には離婚を発表している。家族は船を持ち、幼いころからよく出かけていた。大人になってもピル湖へ何度も足を運び、そこを自分の「聖域」と考えていたという。2020年7月8日、4歳の息子とカリフォルニア州ベンチュラ郡のピル湖に出かけ、ボートを借りて湖に出た。返却時間になっても戻らず、スタッフが探しに行くと、息子だけを乗せたボートが残されていた。息子は、母が泳いでいったまま戻らなかったと話した。湖は視界が悪く、水草も多いため捜索は難航し、5日後の7月13日に遺体が見つかって、検死で本人と確認された。事件性はないとされた。当時は風も水流も強く、ボートは係留されていなかった。息子をボートに押し上げたあと力尽きて沈んだのではないかと見られている。当時はドラマ『ステップ・アップ』の撮影の合間にあった。多彩な役を演じた彼女は、アフロ・ラティーノや性的少数者の表現を切り開いた存在とされている。
同じ年に亡くなった人物
- ピエトロ・アナスタージ (2020年没)
- チャドウィック・ボーズマン (2020年没)
- カルロス・ルイス・サフォン (2020年没)
- フィリップ・アンダーソン (2020年没)
- ニコライ・カプースチン (2020年没)
同じ地域に関係する人物
- オットー・シュテルン (1969年没)
- メル・パットン (2014年没)
- フレッド・クインビー (1965年没)
- フランク・ピアソン (2012年没)
- マイク・ポーカロ (2015年没)